日本の桃の3分の1は、山梨から
農林水産省の統計によると、令和7年産の桃の収穫量は、全国で10万600トンでした。都道府県別にみると、山梨県が全国の32%を占めて第1位。次いで福島県が23%、長野県が10%、山形県が8%、和歌山県が7%と続きます。
山梨県と福島県の2県だけで、全国の半分を超えます。国内でとれる桃の、およそ3つに1つが山梨の桃、ということになります。
その山梨のなかで、笛吹市は
山梨県のなかでも、桃づくりの中心にあるのが笛吹市です。笛吹市によると、農林水産省の統計で、桃とぶどうの栽培面積・収穫量・出荷量のいずれもが、全国の市町村のなかで第1位であることが確認されています。笛吹市が桃とぶどうの「日本一」を掲げているのは、この数字にもとづいています。
笛吹市の桃の栽培面積は1,186ヘクタール、ぶどうは836ヘクタール。甲府盆地のやや東寄りに広がる市域の多くが、果樹の畑です。
なぜ、笛吹で桃が育つのか
笛吹市は、その理由を土地の条件に求めています。市内には日川、金川、浅川、境川などの川がつくった扇状地が広がっています。扇状地の土は水はけがよく、果樹の栽培に向いています。
そこに、盆地ならではの気候が重なります。日照時間が長く、昼と夜の温度差が大きい。笛吹市は自らの土地を「土壌は肥沃で排水がよく、日照時間が長い上に昼夜の温度差が大きい、果樹栽培に優れた適地」と説明しています。
温泉と、果実の町
笛吹市には、石和温泉郷と春日居温泉郷があります。山梨県の宿泊の拠点として、一年を通じて多くの人が訪れる温泉地です。温泉に泊まり、まわりに広がる果樹園の景色を眺める。笛吹は、湯と果実がすぐ隣り合っている町です。
市の名前にもなっている笛吹川では、夏になると、鵜匠が川を歩いて行う「徒歩鵜(かちう)」の鵜飼が行われます。くわしくは「徒歩鵜(かちう)とは」に書きました。
KACHIUと、笛吹の桃
KACHIUの桃のコンフィチュールには、笛吹市産の桃を使っています。日本でいちばん桃をつくっている町の果実を、同じ市内の工房で炊き上げる。それが、この一瓶の成り立ちです。
三つの味わいは「アイテム」でご覧いただけます。




