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KACHIUの鵜のシンボルKACHIUYAMANASHI, JAPAN

JOURNAL

徒歩鵜(かちう)とは ── 川を歩く、石和の鵜飼

徒歩鵜(かちう)とは、鵜匠が舟に乗らず、鵜とともに川の中を歩いて行う鵜飼の漁法です。山梨県笛吹市の石和鵜飼で行われており、いま全国でこの漁法を見ることができるのは、ここだけです。

夜の笛吹川で、かがり火を手に鵜とともに川の中を歩く石和鵜飼の鵜匠

舟に乗らない鵜飼

鵜飼と聞くと、多くの方は、かがり火を焚いた舟の上から鵜匠が何羽もの鵜を操る光景を思い浮かべるのではないでしょうか。岐阜の長良川や京都の宇治川などで行われているのは、この舟の鵜飼です。

石和の鵜飼は、かたちが違います。鵜匠は舟に乗らず、自分の足で川に入り、かがり火を手に、一羽の鵜とともに川の中を歩きながら魚を追います。この漁法を「徒歩鵜(かちう)」と呼びます。「徒歩(かち)」は、歩いて行くことを表す古い言葉です。

川の上から見下ろすのではなく、鵜と同じ水の中に立つ。それが、徒歩鵜のいちばんの特徴です。

800年の歴史と、いちど途絶えたこと

笛吹川の鵜飼には、約800年の歴史があるとされています。平安時代に、平時忠(たいらのときただ)が石和に逃れ、鵜飼を生業にしたという説が伝わっています。

ただし、この800年のあいだ、鵜飼が毎年途切れずに行われてきたわけではありません。石和の鵜飼はしばらく途絶えていた時期があり、1976年(昭和51年)に、漁業協同組合の協力を得て復活しました。現在は笛吹川石和鵜飼保存会が伝統を受け継いでおり、笛吹市の無形民俗文化財に指定されています。

いま、徒歩鵜を見られるのは石和だけ

鵜飼は現在、全国11か所で行われています。大分県日田市、福岡県朝倉市、山口県岩国市、広島県三次市、愛媛県大洲市、京都府の宇治市と京都市、岐阜県の岐阜市と関市、愛知県犬山市、そして山梨県笛吹市です。このうち、川を歩いて行う徒歩鵜は、石和鵜飼だけです。

正確にお伝えすると、徒歩で行う鵜飼は、和歌山県の有田川にも伝わっています。一人の鵜匠が一羽の鵜を操り、松明を掲げて川に入る漁法で、和歌山県の無形民俗文化財に指定されています。ただ、有田川の鵜飼は平成25年度から休止中です。そのため、いま実際に徒歩鵜を見ることができるのは、石和鵜飼だけということになります。

いつ、どこで見られるか

石和鵜飼は、毎年7月中旬から8月中旬にかけて、笛吹市役所前の笛吹川で行われます。2026年は、7月20日から8月16日までの水・木・土・日曜日、20時から20時50分に開催されました。土曜と日曜には、鵜飼のあとに花火が上がります。

鵜匠体験が募集される年もあります。日程や募集は年ごとに変わりますので、お出かけの際は、山梨県や笛吹市の公式の観光案内をご確認ください。石和温泉に泊まる夏の夜の、静かな見どころです。

KACHIUという名前

KACHIU(かちう)の名は、この徒歩鵜に由来します。この土地にしかない名前を、この土地の恵みでつくる贈りものに冠する。それが、ブランドの出発点です。

KACHIUのすべての商品は、売上の一部が鵜飼文化の継承にあてられます。くわしくは「KACHIUについて」をご覧ください。

出典

記事の内容は公開日時点のものです。開催日程などは、各公式の案内をご確認ください。

ABOUTKACHIUの名前の由来と、文化への還元ITEMS桃のコンフィチュールと、鵜の焼印をしるした枡

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